ミシュランは、2014年12月期の連結決算を発表。営業利益は前年比2.9%減の21億7000万ユーロ(約2944億円)の減益となった。
北米および中国市場の堅調な成長に支えられ、販売量は0.7%の微増を確保したものの、売上高は、同3.4%減の195億5300万ユーロ(約2兆6534億円)となった。
価格ミックスおよび原材料価格の変化、競争力強化計画による増益が、生産コストや諸経費へのインフレ影響を吸収したものの、営業利益は前年比2.9%減となった。
税引前当期純利益は同0.9%増の19億9100万ユーロ(約2702億円)、純利益は同8.5%減の10億3100万ユーロ(約1399億円)だった。
2015年は北米・中国など成長市場、需要が低迷する東南アジア市場での回復を図り、販売成長を目指していく。
ジャン=ドミニク・スナール最高経営責任者は「昨年度の業績は、グループの力強い経営基盤にさらなる確証を与えるものだった。今年度は、新たなミシュランブランド製品および刷新した他ブランドラインナップの発売など、成長推進力強化に力を注いでいく」と語った。