京都鉄道博物館の展示品に…JR貨物が機関車など寄贈

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JR西日本は京都鉄道博物館の展示品として、JR貨物から機関車などの寄贈を受けた。写真は電気機関車のEF66 35。
JR西日本は京都鉄道博物館の展示品として、JR貨物から機関車などの寄贈を受けた。写真は電気機関車のEF66 35。 全 3 枚 拡大写真

JR西日本は2月19日、同社が2016年春のオープンに向けて準備を進めている京都鉄道博物館(京都市下京区)の展示品として、JR貨物から機関車2両と車掌車1両、鉄道貨物コンテナ1個の寄贈を受けたと発表した。近く両社代表による譲渡式を行う。

JR西日本がJR貨物から寄贈を受けたのは、EF66形電気機関車の35号機とDD51形ディーゼル機関車の756号機、ヨ5000形車掌車のヨ5008号。このほか19D形コンテナの19D-28901も譲り受けた。

EF66 35は高速貨物列車や寝台特急『はやぶさ』をけん引し、DD51 756は熊本・新潟で活躍した車両という。ヨ5000形は最初のコンテナ特急貨物列車『たから』で使用された車両。車掌車は保存されることが少ないため、JR西日本は「鉄道史を語る上で貴重」としている。

19D形は現在も使用されているJR貨物の現役コンテナだが、2014年製の19D-28901は「貨車からコンテナ主流となった現在を象徴する展示品」として、『たから』号の塗色で復刻製作されている。

京都鉄道博物館は2016年春のオープンを目指し、JR西日本が梅小路蒸気機関車館と一体的に整備を進めている新たな鉄道博物館。今回同社が寄贈を受けた車両は同館の展示品となる。3月1日には、JR西日本とJR貨物の両社社長による譲渡式が行われる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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