米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは2月12日、1月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8万8700台。前年同月比は9.8%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
信用不安によって、欧州市場での落ち込みが続いていたフォードだが、ここ数か月は回復傾向にある。1月の前年同月比は9.8%増と、2か月連続のプラス。1月の市場シェアは、前年同月比0.2ポイント増の7.7%。1月としては、2012年に次ぐシェアを達成する。
また、1月実績は、ブランド別シェアで首位のフォルクスワーゲンに次ぐ第2位。乗用車、商用車ともに、2位となった。
1月の車種別実績では、『フィエスタ』が引き続き、フォードブランドの欧州最量販車に君臨。モンデオは、前年同月比29%増。『クーガ』も2008年以降としては、1月の販売新記録。『エコスポーツ』も2014年半ばの投入以来、月販新記録を打ち立てた。
フォードモーターの2014年の欧州新車販売は、前年比7.3%増の116万台。フォードオブヨーロッパのRoelant de Waard営業&マーケティング担当副社長は、「新型車と新技術への投資が、まさに実を結びつつある」と述べている。