ルネサス、インスツルメントクラスタ向け車載用32ビットマイコンを発売

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ルネサス・車載用32ビットマイコン「RH850/D1xシリーズ」
ルネサス・車載用32ビットマイコン「RH850/D1xシリーズ」 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは、インスツルメントクラスタ向けに、車載用32ビットマイコン「RH850/D1xシリーズ」7グループ22品種を開発し、2月20日よりサンプル出荷を開始する。

新製品は、大容量RAM(3.5MB)を搭載するとともに、RAM使用量を低減する新開発のグラフィクス表示エンジンと組み合わせて使うことで、外部DRAM無しで高精細な液晶表示機能を実現。また、外部に高速DRAMを不要とすることで、4層基板など安価な基板へ実装を可能にした。

さらに、高機能グラフィックス描画エンジンを内蔵。大型・高精細(WVGA)の液晶パネルにグラフィクス描画、ヘッドアップディスプレイへの表現力・視認性を向上させた。グラフィクス描画エンジンはOpenVG1.1に準拠。標準APIをサポートしているHMI開発ツールを導入することにより開発期間の短縮を実現する。

また、ゲージ制御や車載通信といった基本機能と液晶パネルのサイズの組み合わせにより7グループ22品種をラインアップ。ソフトウエアの流用性を高めることで、インスツルメント・クラスタ・システムのプラットフォーム化を容易に行うことができ、ソフトウエアの開発期間の短縮し、開発・メンテナンスコストを低減する。

新製品の量産は、2016年4月より開始し、2018年4月には月産400万個を計画。サンプル価格はRH850/D1M2Hが1万円など。

《纐纈敏也@DAYS》

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