【プジョー 308GT 海外試乗】“紳士的”な扱いやすさ、待つ価値ありのディーゼル…竹岡圭

試乗記 輸入車
プジョー 308GT と竹岡圭さん
プジョー 308GT と竹岡圭さん 全 48 枚 拡大写真

フランス車としては初めてのディーゼルエンジンモデルが、日本にやってくることになりそうです@2016年秋。

ちょっと先の話ではありますが、初めて導入するとなると、政府の認可だったり、ディーラーさんのメンテナンスの確立などなど、やることがたくさんあるんだそうです。でもこのモデル、ズバリ待つ価値アリですよ! メチャクチャ印象がよかったんです!

さて、このモデルの位置づけをご紹介しますと、まずノーマルタイプに、「ハッチバック」と「SW」と呼ばれるステーションワゴンがあります。そして、オリジナルモデルをベースに、スポーティな雰囲気を装った、ほぼコスメティックモデルの「GTライン」、そこに運動性能にまで手を入れた「GT」、さらに最上級スポーティモデルの「GTI」となります。

そして今回乗ったのはGT。ガソリンモデルとディーゼルモデルがありますが、1.6リットルターボガソリンモデルには6MTモデルしかなく、2リットルディーゼルターボエンジンには6ATモデルしかないというのが、また面白いところなんですよね。

日本にはディーゼルモデルしか導入がないとのことで、今回試乗したのもディーゼルエンジン×6ATモデル。 最高180ps、最大400Nmというカタログスペックから想像するパワフルモデルという感じではないですが、適度な力を的確な時に発揮してくれるタイプの扱いやすさが身上。なので、足回りもしなやか。スポーティモデルということもあり、しっかり固められてはいるものの、乗り心地はすこぶる上品なんですよ。石畳の多いポルトガルの街中でも、見事にジェントルマン(フランスだからムッシュー?)としての姿を全うしてくれました。

おっと、その気になるモデル名前をまだお伝えしていませんでしたね。プジョー『308GT』かなりオススメの1台です。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る