【F1】事故原因は「予測不能の強い風」、アロンソ引き続き入院

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フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソ 全 5 枚 拡大写真

22日にスペインのカタロニア・サーキットで行なわれていたF1バルセロナ合同テストでクラッシュし病院に緊急搬送されたフェルナンド・アロンソ。マクラーレンが、彼の現在の状態と事故原因について明らかにした。

【画像全5枚】

午前中のセッションに臨んでいたアロンソは20周を消化。コース前半の大きく右に回りこむターン3出口付近で突然コントロールを失い、内側のコントロールウォールに激突。マシンは大きなダメージがなかったものの、急行したメディカルチームに救助され、そのままドクターヘリで病院へ搬送された。

事故直後から意識はあり、現場の医師とも会話できるという状態だったアロンソ。念のため病院でCTスキャン、MRIスキャンの検査を行なったが正常の状態であることが確認された。

しかし、事故での衝撃が少なからず影響しているようで、経過観察のため入院。現在も病室で安静にしているようだが、家族や友人と気軽に会話できる状態にあるという。チームは彼の回復を最優先に考え、来週同地で再び開催される3回目の合同テストへの参加については、慎重に見極めているところだという。

合わせてマクラーレン・ホンダはマシンと走行データを解析し、事故原因も明らかにした。当時、現地は予想以上に強い風が吹いており、それが影響してコントロールを失ってウォールにヒットすることになったとしている。実際、同じような原因により、午後のセッションにカルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)がほぼ同じ場所でクラッシュしている。

一部報道にあったエネルギー回生システムの不具合でアロンソが感電し意識を失っていたという憶測も否定。コントロールを失った際に彼は事故を回避するためシフトダウンをし、ブレーキペダルも目一杯踏んでいたことがデータにより明らかになっているとのこと。

また事故当時のデータの一部もチームは公開。右フロントタイヤ付近から壁にぶつかり、同リアタイヤにも衝撃を感知したデータが残っている。そのまま壁を擦るように走り減速、停車までに約15秒かかった。本来なら、このようなクラッシュの場合はサスペンションアームなどが折れてもおかしくないが、今回破損が確認されたのはフロントウイングと周辺の細かいパーツのみ。タイヤは4つとも脱落しておらずボディワークや衝撃吸収構造にもダメージは及んでいなかったという。

F1マシンはウイングやサスペンションなど、周りの部品が壊れることで衝撃を吸収してドライバーの安全を守る構造になっている。だが今回は当たった時の角度等が関係したのかマシンが壊れなかった分、その衝撃がそのままアロンソに伝わってしまったことで彼に被害が及んでしまったようだ。今回は幸い事なきを得たが、一歩間違えば最悪の事態も招いた可能性のある事故だったということかもしれない。

チームは、新しい情報が入り次第リリース等で共有するとしている。

《吉田 知弘》

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