トヨタ MIRAI は日産3台…最終組み立てはレクサス LFA 工房を再活用

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トヨタ MIRAI 生産ライン
トヨタ MIRAI 生産ライン 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車は2月24日にラインオフ式を開いた燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』の組立ラインを、同日報道陣に初公開した。現在は日産3台という手造りペースで、品質最優先の生産が行われている。

MIRAIの生産工程のうち、最終組立工程は元町工場(愛知県豊田市)の一角にあり、かつてレクサスブランドの最高峰スポーツとして限定生産された『LFA』の工房を再活用している。公開されたのは「トリム」「シャシー」「ファイナル」という最終の3工程。全長40mほどで、かつてLFA工房に従事したベテランと、女性を含む若手の計13人が携わっている。

組立工程以前の車体溶接は専用のヤードで、また塗装については量産ラインの設備を活用しているという。現在の能力は年700台だが、2016年に2000台、17年には3000台に増産体制を整えていく。組立工程は引き続き現状の工房を拡張するなどで対応する方針。

豊田章男社長はラインオフ式の挨拶で「元町工場は、1959年に日本初の本格乗用車工場として完成したトヨタの原点ともいえる工場。MIRAIを1台1台真心を込めて組み上げる今の思いは、やがて本格生産になっても、次の世代に受け継がれていくと確信している」と、話した。

《池原照雄》

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