マツダが2月27日に発売した新型コンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』は、車高が1550mmと一般的な立体駐車場を利用できるサイズに納まっている。
CX-3の開発責任者を務める冨山道雄主査は「車高にこだわった」とした上で、「“スイートスポット”に乗員を座らせるパッケージングをこの車では実現した」と語る。
冨山主査は「車の高さには様々な価値がある。アイポイントが高ければ見晴らしは良くスピード感が軽減される。逆にアイポイントが低ければ重心が低くロールによる揺れが小さくなる。では乗降性はどうか、車高が高くても低くても体の筋負担を強いる場所があり、車高には丁度良い高さある」と指摘。
その上で「そして日本では忘れてはならない価値がある、それが立体駐車場。立体駐車場に納めるには高さを1550mmに納める必要がある。私達はこれらの価値を整理し、それらが重なる“スイートスポット”に乗員を座らせる、このようなパッケージングをこの車では実現した」と述べ、様々な検証結果から1550mmの車高にたどり着いたことを強調していた。