【佐世保港クルーズ試乗】護衛艦にイージス艦、そして「武蔵」がいたドックを海から[フォトレポート]

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佐世保港クルーズから見えた護衛艦「きりさめ」。62口径76mm速射砲などを備える
佐世保港クルーズから見えた護衛艦「きりさめ」。62口径76mm速射砲などを備える 全 56 枚 拡大写真

佐世保観光コンベンション協会などは、2015年4月から運航を開始する「佐世保港クルーズ」を先行公開。約1時間のクルーズのうち、前半30分ほどは、海上自衛隊の護衛艦や米海軍のLCAC施設、貯油所、弾薬補給所などを海上から間近に見ることができた。

先行公開を担った船は、安栄丸水産の「ばらもん」(19t、定員95人)。佐世保港を出ると、船は立神地区に構える米海軍佐世保基地を右手に見ながら反時計回りすすむが、まず目に飛び込んでくるのは、護衛艦「きりさめ」「しまかぜ」、イージス艦「あしがら」といった海上自衛隊の船たちだ。

米佐世保基地を過ぎるとドック地区が見えてくる。旧日本海軍の佐世保海軍工廠などをルーツとする佐世保重工業(SSK)で、かつて戦艦「武蔵」の艤装が行なわれた第4ドックが見え、大正時代にイギリスから輸入された薄緑色の巨大クレーン(250t)が現役で活躍する姿も見ることができた。

佐世保重工業の先で、フェンスに囲まれた土地が見えてくる。柵のなかには「NAVSUP」の文字。米海軍赤崎貯油所や、潜水艦接岸岸壁などだ。貯油所はこの先も、庵崎、横瀬と続く。

同クルーズ船の担当者は、「佐世保港ではこの春、この軍港クルーズのほかに、“日本初の電気推進遊覧船”である九十九島海賊遊覧船『みらい』もデビューする。“海の乗り物”を楽しみながら、1950年ごろに伝わったといわれる佐世保バーガーや、港町らしいハイカラなバーの時間を体験してほしい。その前に、このクルーズの後半にある巨大な無線塔や弾薬庫もぜひ見届けて」と話していた。

佐世保クルーズは、佐世保観光コンベンション協会が主体となって運航されるクルーズ船。佐世保港(させぼ五番街付近)から、平瀬、立神、赤崎、庵崎、横瀬、針尾、崎辺、前畑と軍関連施設の拠点があるエリアをぐるっと1周する船の旅。所要時間は約1時間。料金は大人2000円を予定しているという。

《レスポンス編集部》

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