JR東日本、小海線キハ110系を「国鉄色」に

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朱一色の首都圏色に塗り替えられた小海線のキハ110系。2月17日から運行を開始している。
朱一色の首都圏色に塗り替えられた小海線のキハ110系。2月17日から運行を開始している。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本長野支社はこのほど、小海線で運用しているキハ110系気動車の一部を、「首都圏色」と呼ばれる朱色一色の塗装に変更した。今年11月29日に小海線が全通80周年を迎えることを記念したもの。3月中旬には「急行色」のキハ110系も登場する予定だ。

いわゆる「首都圏色」は、1970年代後半に登場した国鉄一般形気動車の塗装の一つ。それまでの一般形気動車は、車体の窓部をクリーム色、それ以外の部分を赤色で塗った2色塗装(一般色)を採用していたが、塗装作業の省力化によるコスト削減を図るため、朱色一色の塗装が導入された。首都圏で運用されていた一般形気動車から普及したため、「首都圏色」と呼ばれている。

長野支社の発表によると、キハ110系の1両を首都圏色に塗り替え、2月17日から運用を開始している。「(かつて小海線で運用されていた国鉄一般形気動車の)キハ52形のイメージを再現」したという。

続いて3月中旬には、2両編成1本がクリーム色と赤色の2色塗装に塗り替えられる予定。一般色とは逆に窓部を赤、それ以外の部分をクリーム色とし、こちらはキハ58系急行形気動車のイメージになる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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