【スマートエネルギーウィーク15】世界初の中身が透けて見える消火器、今年から大量生産へ

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初田製作所の画期的な消火器「CALMIE(カルミエ)」
初田製作所の画期的な消火器「CALMIE(カルミエ)」 全 1 枚 拡大写真

消火器といえば、容器は金属製と相場が決まっていたが、初田製作所(本社・大阪府枚方市)の消火器「CALMIE(カルミエ)」はその常識を覆すものだ。なにしろ、容器が樹脂製で、しかも透明で中身が見えるのだ。

もちろん、そんな消火器は世界初。「うちは100年以上にわたって消火器をつくってきましたが、見た目がよく、高齢者や子どもも安心して使えるものはどういうものかと考え、昨年このカルミエを出しました」と同社関係者は話す。

新素材のPEN(ポリエチレンナフタレート)などの樹脂を使い、重さは従来の金属製容器の半分。また、耐久性も高く、金属製の倍以上とのことだ。通常、金属製のものは10年ぐらいすると劣化してしまい、レバーを引いた瞬間に爆発してしまうことがあるそうだが、このカルミエは促進耐候性試験の結果、経年による劣化が20年なかったという。

しかも、融点が約270度と、金属製のものに比べて低いため、内圧が上昇する前に溶融してしまう。金属製のものだと、内圧が上昇して爆発し、その破片が刃物のように飛び散るが、この消火器にはそんな心配はないわけだ。おまけに中身が見えるので、消火剤の状況が常に確認できる。

唯一の難点は価格が金属製のものよりも2~3割高いということ。ただ、これも販売数を増やしていけば、徐々に下がっていくそうで、今年から大量生産を開始する予定だ。「昨年は1万本ほどでしたが、今年は11万本を販売したいと考えています。採用を検討している会社も増えているので楽しみです」と同社関係者は話し、手応えを感じている様子だった。

《山田清志》

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