JR九州は3月13日深夜から翌14日早朝にかけ、熊本駅付近で高架切替工事を実施する。これに伴い、鹿児島本線と豊肥本線で一部の列車を運休する。
工事時間は3月13日23時36分頃から14日4時59分頃までの予定。鹿児島本線熊本~宇土間と豊肥本線熊本~平成間で列車を運休し、バスかタクシーによる代行輸送を熊本~宇土間と熊本~南熊本間などで実施する。
運休する列車はいずれも普通列車で、鹿児島本線の下りが銀水22時40分発の八代行きと大牟田23時08分発の八代行き、上りは八代22時54分発の大牟田行き。豊肥本線は下りのみ熊本0時09分発の肥後大津行きが運休する。
鹿児島本線下りの銀水22時40分発と大牟田23時08分発は、熊本駅まで所定の時刻で運行。同駅で宇土行き代行輸送に接続させ、宇土駅では宇土0時16分発~八代0時40分着と宇土0時55分発~八代1時19分着の臨時普通列車に、それぞれ接続させる。
上りの八代22時54分発は、宇土駅まで所定時刻で運行し、宇土23時30分発~熊本23時55分着の代行輸送に接続させる。熊本以北では熊本23時36分発の大牟田行き臨時普通列車を運行するが、熊本23時55分着の代行輸送からの接続は受けない。このため、熊本~大牟田間ではタクシーによる代行輸送を行う。
豊肥本線では、熊本0時10分発~南熊本0時25分着の時刻で代行輸送を実施するほか、平成0時13分発~南熊本0時30分発~肥後大津0時56分着の臨時普通列車を運行する。代行輸送と臨時普通列車の接続駅は南熊本駅になる。熊本~平成間ではタクシーによる代行輸送を実施する。
この切替工事が完了すると、鹿児島本線崇城大学前駅の上熊本方から熊本駅の上熊本方までの約4kmが上下線とも高架線に切り替わり、熊本駅の前後約2kmも上り線のみ高架化される。2017年度末には、熊本駅部の下り線約2kmと豊肥本線の約1kmも高架化される予定だ。