【ジュネーブモーターショー15】アストンマーティン ヴァルカン 公開…サーキット専用スーパーカー
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シルエットやテールランプ形状にこそ、アストンマーティン・ラインアップの面影が見て取れるが、低くシャープなフロントマスク、鋭角と直線で構成されたサイドビューなどは明らかにこれまでのモデルとは一線を画すもの。「次世代アストンマーティン・スポーツカーのデザインボキャブラリー」が詰め込まれている。
世界のGTレースを戦うアストンマーティン・レーシングとの共同開発により誕生したヴァルカン。そのパワーウェイトレシオは、FIA世界耐久選手権(WEC)仕様のGTEマシンを凌駕するレベルに達しているという。カーボンファイバーボディ、インテグラル・リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、マグネシウム・トルクチューブ、カーボンファイバー・プロペラシャフト、ブレンボ・レーシングキャリパー、カーボンセラミック・レーシング・ディスクなど、レーシング技術をそのまま流用していると言っても過言ではない。
またヴァルカンのオーナーには、納車前に専用のサーキット走行トレーニングプログラムが提供される。ルマンを勝ち抜いたアストンマーティン・レーシングのダレン・ターナー選手などのプロフェッショナルから、実践的なドライビングテクニックを学ぶことが出来る。
ヴァルカンの詳細スペックは現時点で未公表。本年中に予定されている正式なサーキットデビュー直前に公開されるという。
《宮崎壮人》