フリースケール、センサ・フュージョン機能搭載のS32Vビジョンプロセッサを発表

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フリースケール
フリースケール 全 1 枚 拡大写真

フリースケール・セミコンダクタは、半自動運転および自動運転に必要な信頼性、安全性、セキュリティ対策を備えた自動車業界初の車載ビジョンSoC(システムオンチップ)となるビジョン・マイクロプロセッサ「S32V」を発表した。

S32Vは、厳格な機能安全規格であるISO 26262に準拠するとともに、10億分の1(ppb)単位で測定される車載グレードの品質指標を満たすように設計。高い信頼性に加え、優れた性能電力比を発揮するCogniVueの第2世代APEX画像認識処理(ICP)技術を統合することで、S32Vデバイスが取得するビジョン・データと、レーダーやLiDAR、超音波の情報など、他の取り込まれたデータの融合にも対応し、最適な分解能と高精度の画像認識を実現する。

また、セキュア・ブートやネットワーク・グレードの暗号化エンジン、セキュア・キー、主要自動車メーカーが公表している、安全なハードウェア拡張の仕様に関するサポートにも対応。高いセキュリティレベルによりIPの盗難を防止できるだけでなく、外部からの攻撃や車車間通信への不正アクセスも防ぎ、自動車全体の安全性を高める。

S32Vの一般向けの出荷は、2015年7月を予定している。

《纐纈敏也@DAYS》

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