【MWC 2015】バーチャル極まる…別空間を忠実に映し出す、8K・220インチディスプレイ
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「MirrorSys」は、同社が提唱する「フルフィールド・コミュニケーション」のプロトタイプだ。「フルサイズ・高解像度・リアルタイムの共有・通信システム」として、“感知した光、音、雰囲気のすべてを再現・伝達する”ことを目指すという。プロトタイプとなるMirrorSysでは、110度の視野角を持つ8K(220インチ)ディスプレイを採用。2.4m先の視覚に相当する解像度の画像を作り出し、没入感を高めている。
展示された「MirrorSys」では、壁全体を覆うディスプレイに、実物大の異なる部屋の画像を表示。さらに来場者がブースに入ると、22.2チャンネルの立体音響で環境音が変化する。これにより、離れた空間を完全に再現し、“その場にいるような現実感”を演出したとのこと。
ファーウェイのメディア・テクノロジー・ラボのディレクターであるジェームス・ベゴール博士は「将来は、友人のカメラやリモート操作のUAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)で撮影された異国の景色をワイヤレスで転送して楽しんだり、スポーツ・イベントをまさに選手とともにフィールド上にいるかのように観戦したり、世界最高級のブティックで仮想ショッピングを楽しんだりできるようになるでしょう」とのコメントを寄せている。
【MWC 2015 Vol.71】ファーウェイ、別空間を出現させる「MirrorSys」発表
《冨岡晶@RBB TODAY》