【MWC 2015】ボルボ、コネクテッドカーによる先進的ビジョンを発表…路面状況をクラウドで共有

自動車 テクノロジー 安全
路面凍結の警告システム
路面凍結の警告システム 全 4 枚 拡大写真

ボルボは、3月2日から5日までバルセロナで開催されたモバイル技術見本市、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)で、コネクテッドカーの未来に向けた次のステップを発表した。

ボルボは現在、車載データとボルボクラウドの組み合わせが切り開く、多岐にわたるコネクテッドカーサービスの可能性を検討。開発を進めるスマートシティでは、信号の切り替えタイミングや速度制限の最適化、リアルタイムの渋滞情報からの別ルート提案などで、交通の流れの管理効率を高めることができる。また、悪天候や路上の緊急事態、急ブレーキをかけた車両に関する警告をリアルタイムで発信できるほか、将来は、クラウド接続された街灯により、コネクテッドカーが検知した滑りやすい路面を通常とは異なる色で照らし、危険な路面があることを周囲のドライバーに知らせることもできるという。

ボルボでは長年、路面情報をクラウド経由で共有するテクノロジーを開発しており、今年はテスト車を1000台に増やし、スウェーデンとノルウェーで実証実験を行っている。

ボルボ・カー・グループのクラス・ベンドリ副社長兼グループCIOは、「運転中の車が収集した道路状況の情報を、コネテッドカークラウドで経由し、他のドライバーや地方自治体と共有する世界を想像してほしい。そこは、クラウドによるデータの共有が利便性を高め、人命をリスクから遠ざけ、社会貢献も果たす世界だ。ボルボはこのような未来のシナリオを描いてる」と述べている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る