アウディ2014年次報告…世界販売174万台、営業売上利益率9.6%達成

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アウディCEOのルパート・シュタートラー氏
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アウディはドイツ時間の10日、2014年次報告会を開催。ブランドとして過去最高の世界販売174万台を達成、収益が初めて530億ユーロを上回ったことを明らかにした。また営業利益は51億5000万ユーロ、営業売上利益率は9.6%となり、8~10%としていた戦略的目標の上限値を達成した。

世界販売台数は前年比10.5%増の174万1129台、全地域で販売台数を伸ばし、50か国で販売台数記録を更新した。

2014年には世界的な生産拠点の拡大、新製品や新技術について前年比10億ユーロ増となる45億ユーロを投資。これを含んだ上でアウディグループの営業利益は2.4%増の51億5000万ユーロとなった。さらにアウディは2020年までにモデルラインアップを現在の52から60にまで拡大する計画で、2019年までに240億ユーロを投資し、世界的に生産拠点ネットワークを拡大する。

2014年のネットキャッシュインフローは30億ユーロで、前年の32億ユーロに比べてわずかな減少にとどまった。財務担当取締役のアクセル・ストロットベック氏は、「私たちのこれからの記録的な投資を視野に入れ、今後も計画的な効率性を追求していく。2015年には20億ユーロ以上のネットキャッシュインフローを達成したい」と語った。

2014年12月31日時点でのアウディグループの純流動性資産は163億ユーロで、前年の147億ユーロと比べて16億ユーロ増となった。

開発への投資、生産・販売拠点拡大などにともない2014年には5732人を新規採用、全世界で現在8万人以上がアウディグループに勤める。2015年もドイツ国内で4000人、全世界で6000人以上を採用する予定。

2015年は、1月に発表された新型『Q7』、ジュネーブモーターショーで公開した新型『R8』、さらに主力モデル『A4』の刷新を控えるなど、多数の新型車投入によりさらなる販売拡大をはかる。

《宮崎壮人》

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