3月10日、都内で行われた『Can-Am Spyder F3/-S』の新製品発表会。BRP社 Can-Am Spyder のセールスマネージャー、フランソア・トレンブレイ氏は、新型車の詳細を明らかにした。
まず、前二輪、後一輪から成る「Y アーキテクチャー」が特徴の車体に積まれるパワーユニットは、ロータックス製の1330cc直列3気筒高トルクエンジン。
ダブルAアームフロントサスペンションジオメトリで、その精密な制御性と自動的なダイナミクスを楽しむことができ、標準装備のアンチロールバーにより、最高のコーナリングと同時に滑らかで安定したライディングを実現。
ダイナミックパワーステアリング(DPS)は電子制御され、ライダーの操舵に様々なレベルの補助を与える。
このシステムは速度変化に追従し、さらに操舵角と加速度も織り込んでいるため、どのような状況やスピードでも常時ライダーに快適さと制御性をもたらす。
注目は世界初の「UFIT システム」で、これはライダーが身長に合わせてペグ(フットレスト)の位置(5段階)を調整し、さらに好みのライディングスタイルに合わせてハンドルバー(ストックバーを含めて4種類)を選ぶことで、自分にぴったりのライディングをカスタマイズできるシステム。乗り手の体格を問うことを解消している。
ラインナップは、ベーシックとなる「Can-Am Spyder F3」(マニュアル6速:税込み199万8000円)のほか、「Can-Am Spyder F3-S」(マニュアル6速:税込み215万7840円/セミオートマ6速:税込み232万2000円)が選べる。