【F1 オーストラリアGP】王者ハミルトン、開幕戦を制する…ホンダはバトンが11位完走

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2015F1オーストラリアGPスタートシーン
2015F1オーストラリアGPスタートシーン 全 15 枚 拡大写真

2015年のF1開幕戦オーストラリアGPの決勝が15日、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで行われ、昨年のチャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季最初のウィナーに輝いた。

【画像全15枚】

待ちに待った今シーズン最初のレースはスタート前から大波乱の展開に。予選6番手を勝ち取ったバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)は背中の痛みを訴え、検査の結果安全のためレース欠場。さらにグリッドにつくためにピットアウトしたケビン・マグヌッセン(マクラーレン)とダニール・クビアト(レッドブル)がトラブルでコース上にストップ。なんと15台でのスタートとなった。

スタートから予想通りハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグが集団から抜け出しライバル勢を置き去りにする。今年も開幕戦からメルセデス同士のバトルになったが、昨年王者のハミルトンが終始レースをコントロール、トップを死守し優勝。通算34勝目を飾った。2位には1.3秒差でロズベルグが入りメルセデス勢がワン・ツーフィニッシュ。3位に入ったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に34.5秒もの大差つける圧勝ぶりだった。

注目のマクラーレン・ホンダは、スタート前にマグヌッセンがトラブルでストップしたため、ジェンソン・バトン1台のみで奮闘。予想通り我慢の展開となるが、前半はセルジオ・ペレス(フォース・インディア)相手に1歩も譲らぬバトルを展開。最終的にレースペースでは劣っており逆転を許してしまうが、終盤まで粘り強く走り11位でチェッカー。テストでも達成できなかった305km以上のレース距離を初めて走破し、開発途上のマシンながら見事完走を果たした。結局18台中、完走がわずかに11台。2015年のF1開幕戦はサバイバルレースとなった。

2015 F1オーストラリアGP 決勝結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)
5.フェリペ・ナスル(ザウバー)
6.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
8.マーカス・エリクソン(ザウバー)
9.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)
10.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
11.ジェンソン・バトン(マクラーレン)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  2. ソニー・ホンダ『AFEELA』にデジタルナンバープレート設定へ…背景色の変更やフォント調整が可能に
  3. キヤノン3社、ナノインプリント技術や先端パッケージング装置を展示へ…SEMICON Japan 2025
  4. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー『テメラリオ』、1台限りのクリスタルペイント仕様を公開…320時間の手作業で実現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る