京福電鉄、4月1日から運賃値上げ…大人210円に

鉄道 企業動向
京福電鉄は嵐電の普通運賃を4月1日から値上げする。写真は嵐電天神川駅。
京福電鉄は嵐電の普通運賃を4月1日から値上げする。写真は嵐電天神川駅。 全 2 枚 拡大写真

京福電気鉄道はこのほど、嵐山本線・北野線(嵐電)の普通運賃を4月1日に改定すると発表した。現在の大人200円・子供100円均一が大人210円・子供110円均一に値上げされる。定期運賃と鋼索線(叡山ケーブル)の普通・定期運賃は今回変更しない。

嵐電の普通運賃は上限額が210円に設定されているが、実際に適用されている運賃(実施運賃)は2002年以降、200円のまま。2014年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられた際も据え置かれたが、京福電鉄は「近年、電気料金をはじめとする各種原価上昇への対応や、バリアフリー対策が必要となってまりました」などとし、設備改良を進めるため上限額まで値上げすることを決めた。

このほか、割引切符も変更する。回数券(らんでんカード)の割引率はこれまで通りだが、利用1回ごとの引き去り額は大人210円・子供110円に。70歳以上の高齢者を対象にした3カ月フリー切符「らんらんフリーきっぷ」は、現在より2000円高い1万2000円にする。

また、4月1日から嵐電全線が乗り放題の定期券「全線パス」を新たに発売。発売額は大人の場合、通勤タイプの1カ月が7800円、通学タイプの1カ月が5400円になる。「嵐電1日フリーきっぷ」は現在の大人500円・子供250円を据え置く。

《草町義和》

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