スバル、GT・ニュル優勝へ新マシンに「手応え」…モータースポーツファンイベントで

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
スバル 2015 ファンミーティングの様子
スバル 2015 ファンミーティングの様子 全 47 枚 拡大写真

スバルは22日、「SUBARU 2015 ファンミーティング」を開催。会場となった恵比寿のスバル本社ビル1階のショールームには、多くのファンが来場した。

イベントにはSTI総監督の辰己英治氏をはじめ、今年『BRZ』でSUPER GT(GT300)を戦う井口卓人、山内英輝、ニュルブルクリンク24時間に挑戦する佐々木孝太が参加。さらに全日本ラリー選手権に参戦する勝田範彦とコ・ドライバーの足立さやか、そしてスバルがサポートするGAZOO Racing 86/BRZ RACEにCG ROBOT RACING TEAMから参戦する久保凛太郎と三浦愛と豪華なメンバーが揃った。約1時間に渡ってそれぞれのカテゴリーの魅力が聞けるトークショーイベントとなった。

◆マシンを熟成、手応え感じるドライバー陣

若手コンビとして注目を集めているSUPER GTの2人は、出来たての2015仕様のレーシングスーツを初披露。今年はドライバー体制だけでなく、タイヤもミシュランからダンロップへ変更している。

テストでの感触について井口は「まだ車体との合わせ込みの部分で満足のいく結果が得られていません。ただ手応えは十分にあってロングランでの安定感が非常に増しています」とコメント。GT300仕様のBRZでは初のシーズンとなる山内も「昨年まで乗っていたGT3車両と違う部分が多く最初は戸惑いもありましたが、さすがコーナリングマシンと言われているだけあって安定していますね。クルマとタイヤが上手くマッチすれば、必ず良い結果が出ると思います」と、シーズンを通してコンスタントに戦っていく上での手応えは掴んでいる様子だった。

またクラス優勝が期待されるニュルブルクリンク24時間レースも勝つことにこだわるべく、今年はマシンを徹底改良した。ヨーロッパの各ライバル車同様に左ハンドル化。給油位置とドライバー交替の位置を別にすることによる作業の効率化や、コースマーシャルから振られる旗を見やすくなるなどの効果があるという。さらにヨーロッパへのマシンと機材の輸送を空輸に変更することで、国内でのマシン開発の時間を大幅に確保。直前まで軽量化をはかるなどマシンの熟成に取り組んでいる。

エースドライバーを務める佐々木は「左ハンドルにしたことによるメリットは多いし、必ず現地で効果を発揮すると思う。昨年は悔しいレースだったので、今年は何としても勝ちたい」と意気込みを語った。

◆新レースクイーン登場、監督もファンに呼びかけ

また、チームに華を添えるレースクイーン「BREEZE」の2015年メンバー4人も登場。こちらもデザインが一新されたコスチュームも初めてお披露目した。SUPER GTの国内全戦に登場予定となっている。この他にも、豪華景品をかけたじゃんけん大会や来場した握手会など開催。選手たちもシーズン中にはなかなか見られないリラックスした表情でファンとの交流を楽しんでいた。

最後に、辰己監督は集まったファンに挨拶し「SUPER GTでは山内選手が加わって、井口選手とともにチャンピオン獲得を目指してくれると思いますし、我々バックアップする側も勝てるマシンを全力を上げて作っています。SUPER GTではシーズン3勝、そしてシリーズチャンピオン獲得を目指しますし、ニュルブルクリンク24時間も新しい選手を迎えて新体制で戦う事になりました。こちらもクラス優勝を獲得すべく全力でマシンを準備しています。今年も応援よろしくお願いします」と力強く活躍を誓った。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る