世界初となるローコストホテル「変なホテル」を今年7月に開業するハウステンボス(長崎県佐世保市)は、2月1日のネット予約開始から3月18日までの期間において「すでに700件以上の入札があった」と伝えた。
この「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」は、世界展開可能な工法、自動化とサービスロボット、太陽光発電の3つを導入し、建設コスト・人件費の削減と省エネルギー化を目指した世界初のローコストホテル(LCH)。
フロントやポーター、清掃などのスタッフとしてロボットを配置し、最新の顔認証システムでキーレス滞在を実現。サービスやアメニティは必要最低限におさえ、従来型の送風による冷暖房を採用せず、輻射(ふくしゃ)パネルによる室内環境をつくるという。
料金は業界初となるオークション方式が採用され、シングル7000円(朝食なし)から各タイプが用意されている。同社は現在のユーザー像について、「7月オープンを前に、2月1日から3月18日までで、総入札件数は714件。うち男性が53%、女性が47%という割合。年齢では40代、30代、50代の順に多く、地域では福岡、東京・大阪・長崎(3都府県ほぼ同数)と続く」としている。
約700件の入札のうち、「ほぼ半分がツイン(2名1室)利用」という同社。カップルなどでにぎわうハウステンボスは、4月13日まで、日本最多700品種が咲き誇る「チューリップ祭」や、世界最大級のイルミネーション「光の王国」が開催されている。