マツダ、LOTネットワークに加盟…不当な要求に起因した特許起訴に対応

自動車 ビジネス 企業動向
LOTネットワーク(Webサイト)
LOTネットワーク(Webサイト) 全 1 枚 拡大写真

マツダは3月25日、パテント・トロール訴訟に対応する特許連合「License on Transfer Network(LOTネットワーク)」に加盟することを発表した。

パテント・トロールとは、実質的には技術開発などを行わずに他者が開発した技術の特許を取得し、関連する技術を実施する第3者に対して不当に高額な特許使用料や和解金などを要求する組織や団体を指す。

米国を中心に、特許訴訟は近年増加傾向にあるが、そのほとんどはパテント・トロールによるもの。LOTネットワークは、パテント・トロールによる訴訟を抑制することを目的に、キヤノン、Googleなどによって2014年7月に設立。加盟する企業が自ら保有している特許を外部の組織や団体、個人などに売却した場合、自動的にその特許の実施権が他の加盟企業にも与えられ、もしその特許がパテント・トロールの手に渡ったとしても、パテント・トロールが他の加盟企業に対して特許使用料を要求できないようになっている。

今回の加盟にあたり、マツダの素利孝久常務執行役員(研究開発担当)は、「自動車業界においてもパテント・トロールによる特許訴訟への対応は喫緊の課題となっていた。今後より多くの企業がLOTネットワークに加盟することで、不当な要求に起因した特許訴訟から顧客への商品・サービスの提供が守られること、さらには特許制度が健全に推進されることを期待している」と述べた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る