【ホンダ S660 プロトタイプ 試乗】軽であることを忘れるほどの存在感と、痛快で唯一無二の個性

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ『S660』プロトタイプ。袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県)で3月中旬に開催された試乗会にて
ホンダ『S660』プロトタイプ。袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県)で3月中旬に開催された試乗会にて 全 32 枚 拡大写真

ホンダは、4月上旬発売予定の軽ミッドシップスポーツ『S660』のプロトタイプ試乗会を実施。60km/hほどのスピードでも「速いっ」と感じるワクワク感や、思い通りに曲がれる楽しさといった「非日常的なドライバビリティ」を、サーキットを3~4周しただけで体感できた。

【画像全32枚】

エンジンスタートボタンを押す前に、まず外観から見ていこう。1991年に登場した『ビート』(当時軽規格:全長3300×全幅1400×車高2000mm)と比べると、その後の軽規格サイズが拡大されたこともあり、「大きくなったな」と感じたのが初めて向き合ったときの印象だ。

乗り込んでみると、前方視界の広さに驚く。リアに向かって斜め上にのびるウェストラインのせいか、ドアの“壁”は高く感じるが、圧迫感はない。1.6~2.0リットルほどのスポーツカーのコックピットに座っているような気分にもなり、軽自動車であることを忘れてしまうほどだ。

ルーフは、ビートのようにロックをはずして、シート後ろに手動でたたむタイプではなく、前中央ひとつ、左右ひとつずつのロックをはずして、パタパタと手動で丸めていく“巻き寿司タイプ”。右から巻いて、左へ移動してまた巻いて、はずしたルーフはフロントフードの収納スペースに入れるという流れで、ルーフの着脱のためにクルマの前後左右を動くことになるが、「これもS660ならではのコミカルな作業」と受け止めた。

エンジンスタートボタンを押し、ロールバーの直後からエンジンが回り始めるのを背中で感じる。まずはルーフを付けたままサーキットへ。今回の試乗会では、その6MTとパドルシフト付きCVTの“走り”を体感することができた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  2. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  3. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  4. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  5. 「空調」がクルマを変える! カルソニックカンセイをルーツに持つ「ハイリマレリ」が巻き起こす“新風”…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る