「8K時代」を見すえたNTTの「HEVCリアルタイムエンコーダチップ」

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「HEVCリアルタイムエンコーダLSI」(開発コードNARA)は次世代テレビ放送と見込まれる4K/8K放送に向けた製品。4K放送は1チップで、8K放送は複数用いることでエンコード可能(画像は同社リリースより)。
「HEVCリアルタイムエンコーダLSI」(開発コードNARA)は次世代テレビ放送と見込まれる4K/8K放送に向けた製品。4K放送は1チップで、8K放送は複数用いることでエンコード可能(画像は同社リリースより)。 全 2 枚 拡大写真
 NTTは26日、4K/8K映像のエンコードに向く動画圧縮技術・H.265/HEVCに対応した、「HEVCリアルタイムエンコーダLSI」を開発したことを発表した。

 「HEVCリアルタイムエンコーダLSI」チップは放送用途向けの高品質映像規定・Main 4:2:2 10プロファイルに世界で初めて対応した。既存のエンコーダと比べて圧縮率の向上と大幅な小型化にも成功している。

 「H.265/HEVC」は、今後4K/8Kでのテレビ放送で使用される見込みの動画圧縮規格の一種。4K/8K映像では画質向上に伴いデータの配信量が増えるため、動画の圧縮率向上は重要な課題となっていた。また、今度普及が進むと思われる4K対応の防犯カメラシステムにも搭載される可能性がある。

 NTTでは今後検証を重ね、2015年10月以降に市場へ投入したいとしている。

NTT、4K/8K対応の高圧縮「HEVCリアルタイムエンコーダチップ」を開発

《宮崎崇@RBB TODAY》

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