東芝初の商用EVバス、川崎で運転開始…乗客年齢層の推定機能も搭載

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東芝は、同社初の商用EVバスが川崎鶴見臨港バス(臨港バス)川崎病院線において4月1日から運転を開始すると発表した。EVバスは、同社製リチウムイオン二次電池「SCiBTM」を搭載し、ディーゼルバスと比較して1日あたり約40%のCO2を削減できる。

東芝は、EVバスシステムとして、EVバス1台および急速充電設備1基を臨港バスに納入。バスのバッテリーには、急速充電特性と長寿命特性に優れた「SCiBTM」を採用している。バスには少量のバッテリーを搭載し、客室スペースを十分に確保するとともに、1日3回の急速充電を行うことで、川崎病院線を15周する運行頻度を実現している。

また、乗降数の測定機能と東芝の画像解析技術で乗客の年齢層を推定する機能を搭載。臨港バスはこれらの機能を、客層に応じた広告を車内のサイネージディスプレイに表示したり、今後の運行計画を策定したりする際に活用できる。災害時には、バスに設置したコンセントを用い、バス本体を非常用電源として利用することもできる。

なお、今回のEVバスシステムは、東芝と川崎市が2013年10月に締結した「スマートコミュニティの実現に向けた連携・協力に関する協定」の取り組みの一つで、路線バスの低炭素化を進める臨港バスの賛同により実現したものだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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