【春休み】トヨタ博物館で25周年記念展…ワクドキの隔世連鎖

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トヨタ博物館 開館25周年記念展 「語る」展-ワクドキの隔世連鎖-
トヨタ博物館 開館25周年記念展 「語る」展-ワクドキの隔世連鎖- 全 8 枚 拡大写真

トヨタ博物館(愛知県長久手市)は4月12日まで、開館25周年記念展「語る」展-ワクドキの隔世連鎖-を開催している。

昨年、開館25周年を迎えたトヨタ博物館。車両を展示するだけでなく、その歴史的な意味や背景にある創造への情熱やその時代の文化に焦点を当て、これまで以上に語り伝え、発信していく博物館を目指し、「モノ語る博物館へ」をスローガンに掲げ活動している。

今回の企画展で掲げたテーマ「ワクドキの隔世連鎖」は、クルマの持つ、“ワクドキ”が人々を刺激し、その連鎖反応で新たなクルマが時には隔世的に生まれ、時代を超えて進化し続ける、という意味の造語だ。

今回の展示はライトウエイトスポーツカーを中心に展示されている。これは隔世連鎖をわかりやすく紹介できることから選ばれたカテゴリーだ。トヨタ博物館学芸グループ長の浜田真司さんは、「わかりやすさからライトウエイトスポーツカーを紹介する形を取ったが、そこから、クルマ同士、あるいは、メーカーや生産国同士がお互いに様々な影響を与え合いながら進化していく過程が伝わるように展示している」と話す。

実際のレイアウトも順路に沿って進むことで、点ではなく線の進化が見て取れるようになっていた。

トヨタ博物館館長の布垣直昭さんも、「一台のクルマを見るのではなく、その前後を含めた全体の流れを見ると、大きな流れの中でそのクルマがどんな役割を果たしていたかが見えてくる。専門家ばかりではなく、一般の方にもそういう視点で見てもらえたらと思う」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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