【スズキ エブリイ 試乗】2ペダルMTで軽ワンボックスでも納得の走り…島崎七生人

試乗記 国産車
スズキ エブリィ JOIN
スズキ エブリィ JOIN 全 7 枚 拡大写真
日本の経済と生活を支える、なくてはならない存在、軽ワンボックス。その中でトップシェア(ワゴン含む)を誇る『エブリイ』が9年6か月振りに一新された。

もちろん今回も、室内サイズを始め“クラストップ”が謳われている。とくに室内幅(+35mm)やシートスライド量の拡大(運転席:+65mm、助手席:+60mm)、前後乗員間距離の拡大(+100mm)など居住環境の改善は著しく、ユーザーにはありがたい。軽自動車トップという2240mmの室内長は、バックドアを開け後ろから眺めただけでも呆れるほどのゆとり。理屈抜きで“使えるクルマ”であることがわかる。

そして注目はバンの2ペダル、AGSだ。NAエンジンへの搭載だが、“空荷状態”の1名乗車ながら試乗してみると、いかにもエンジン性能を無駄なく効率的に引き出しながら走っていることを実感した。変速は実にスムースで上手だし、誰が運転しても経済的で快適な走りになりそう。しっかりした手応えのステアリングフィール、良質な乗り味も魅力だが、かなりいい出来栄えに驚いた次第だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  2. 日産の商用車200台超、英国ホテルチェーン大手が導入へ…価格や性能が決め手に
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. SHOEIのフラッグシップヘルメットに限定「カーボン」仕様が登場!「垂涎の一品」「想像より安い」など話題に
  5. 「バイクで町おこし」埼玉県小鹿野町に750台が集結、ヤマハがライダー向け「カフェ」提供
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る