脱柵した競走馬とクルマの衝突事故、競馬場警備員の男を略式起訴

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2013年10月に岐阜県笠松町内の町道で発生した軽乗用車と競走馬の衝突事故について、岐阜区検は3月30日、競走馬が脱柵した笠松競馬場で警備員として勤務してた71歳の男を業務上過失致死傷罪で略式起訴した。

問題の事故は2013年10月28日の午前3時ごろ発生している。岐南町薬師寺5丁目付近の堤防道路(片側1車線の緩やかなカーブ)を走行していた軽乗用車に対し、近くの笠松競馬場から脱柵してきた競走馬(2歳メス、体重約430kg)が正面から突っ込んだ。軽乗用車はその弾みで対向車とも衝突。軽乗用車を運転していた64歳の男性が死亡、乗用車の運転者が軽傷を負った。馬も死んでいる。

競走馬は笠松競馬場内のダートコースで調教中だったが、極度の興奮状態となって暴走。これを目撃した調教師が警報を鳴らしたが、可動式となっているドアを操作するはずの警備員は他の作業を行っていて操作が間に合わず、これが原因で脱柵していたことが後の調べで明らかになった。

岐阜県警は事故当時に警備員として勤務していた71歳の男を業務上過失致死傷容疑で送検。検察は男に注意義務の怠りがあったと判断し、同罪で略式起訴した。

《石田真一》

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