ホンダ アコード 派生車、クロスツアーが生産終了へ…5年の歴史に幕

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ホンダ クロスツアー
ホンダ クロスツアー 全 2 枚 拡大写真

ホンダが、米国市場で販売しているクロスオーバー車、『クロスツアー』。同車が、生産を終了することが分かった。

これは4月8日、ホンダの米国法人、アメリカンホンダが明らかにしたもの。同社は、「2016年モデルから(2015年モデルを最後に)、クロスツアーの生産を終了する」、と発表している。

クロスツアーは2009年、『アコード クロスツアー』として誕生。旧型『アコード』(日本名:『インスパイア』)の派生車種として登場した5ドアのクロスオーバー車。2013年モデルでは、デビュー以来、初の大幅改良を実施。これを機に、車名をクロスツアーに変更していた。

クロスツアーが生産を終了する理由は、販売不振。2014年は米国で、年間1万1802台を販売。前年実績に対して、29.9%減と3割落ち込む。また、米国オハイオのイーストリバティ工場でのクロスツアーの生産を終了することで、余った生産能力を他車に振り向ける狙いがある。

アメリカンホンダのジョン・メンデル上級副社長は、「クロスツアーは2010年の発売以来、ホンダのクロスオーバー車の顧客獲得に大きな役割を果たしてきた。しかし、クロスオーバー車のセグメントが変化。今春発売の新型『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)が、クロスオーバー車を求める顧客に新たな価値を提供するだろう」と述べている。

《森脇稔》

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