GMSと富士通、ICTを活用した電動三輪タクシーの実証実験を今秋より開始…フィリピン

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フィリピンでの電動三輪タクシー利用イメージ
フィリピンでの電動三輪タクシー利用イメージ 全 4 枚 拡大写真

グローバル モビリティ サービス(GMS)と富士通は、フィリピンでのICTを活用した電動三輪タクシーの普及に向けて、サービス拡充のための実証を2015年秋から開始する。

GMSでは、車両に搭載するだけで遠隔からの走行制御を可能にするMobility-Cloud Connecting Systemを開発。車両の現在位置の把握や、利用料金の支払いに滞りが生じた際に走行を遠隔で停止させることなどが可能なモビリティサービスの実証実験を、2014年9月から2015年1月にフィリピン首都圏であるメトロ・マニラで行った。

今回、GMSのシステムと、富士通の位置情報活用クラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(SPATIOWL)」を連携。バッテリーの残量や使用年数から導き出した残りの走行可能距離や最適な給電スポットの情報をドライバーに知らせるサービスなどを提供する。

また、SPATIOWLに蓄積される電動三輪タクシーの走行データ、バッテリー状態情報、道路整備状況や気候などの情報を用いて、道ごとの電力消費率を表す電費マップを作成。電力消費の少ないルートの案内が可能となるほか、車両状態の情報を蓄積することで、経年劣化を抑える使い方や、車両故障を未然に予知する分析なども行えるようになる。

両社は、2015年秋よりフィリピン メトロ・マニラで実証実験を開始し、2016年度中にフィリピン国内でのサービス開始を目指す。また、電動車両の市場の拡大が見込まれる東南アジアおよび中国でのサービス展開も検討していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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