トヨタ、モータースポーツ活動をGAZOOレーシングに一本化

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
TOYOTA GAZOO Racing ロゴイメージ
TOYOTA GAZOO Racing ロゴイメージ 全 8 枚 拡大写真
トヨタ自動車は、トヨタレーシング、レクサスレーシング、GAZOOレーシングを通じて取り組んできたモータースポーツ活動を、2015年4月以降、GAZOOレーシングの活動として一本化すると発表した。

トヨタは、モータースポーツ活動をクルマの持つ「夢」や「感動」を顧客にもたらす大切なものと位置づけ、トヨタレーシング、レクサスレーシング、GAZOOレーシングを通じて世界耐久選手権(WEC)、SUPER GT、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなど、さまざまなカテゴリーに挑戦してきた。さらに、GAZOOレーシングを通じ、メーカーの枠を超えてクルマ好きを増やし、モータースポーツの裾野を広げる活動にも取り組んできた。

同社では4月11日以降、モータースポーツ活動が「もっといいクルマづくり・クルマファンづくり」の主軸であることをより明確にするため、すべてのモータースポーツ活動をGAZOOレーシングの活動として一本化。具体的には、4月11日、12日に東京・青海で開催予定の「モータースポーツジャパン2015フェスティバル インお台場」を起点に、WEC、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、全日本ラリー選手権など、トヨタがメーカーとして参戦するレース、ラリーにおいて、チーム名「TOYOTA GAZOO Racing」で参戦するほか、「もっといいクルマづくり」「クルマファンづくり」の活動の場において、「TOYOTA GAZOO Racing」のロゴを表示する。

豊田章男社長は「創業者である豊田喜一郎が貫いてきた、モータースポーツ活動がクルマづくりの進化、自動車産業の発展に不可欠なものであるとの想いを受け継ぎ、GAZOOレーシングのもと、人づくり、クルマづくりを推進し、クルマファン拡大に結び付けたい」と述べている。

また4月1日に設立したモータースポーツ本部においては、それぞれの領域で推進してきたモータースポーツにかかわるマーケティング、車両開発機能を集約。統一した技術開発戦略のもと、モータースポーツ活動の車両開発へのフィードバックと、もっといいクルマづくりに向けた人材育成を推進し、さらにモータースポーツファン拡大につながる取り組みも強化する。

同本部では、クルマづくりに関わるメカニックやエンジニアをレースの現場で育成する体制を推進。さらに、WECに投入するハイブリッドレーサー『TS040 ハイブリッド』の開発で得た知見を、今後のハイブリッド車開発に応用すべく技術移転や人材交流を進めるなど、自動車事業の発展にモータースポーツを活用していく。

なお、SUPER GTなど、「クルマファンづくり」を主体とし、レクサス車両を使用するモータースポーツ活動については、「LEXUS GAZOO Racing」やレクサスのブランドネームを使用する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る