今年の花粉は「スピード飛散」、関東は短期集中型

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2014年花粉飛散傾向(2014年比)
2014年花粉飛散傾向(2014年比) 全 5 枚 拡大写真

 ウェザーニューズは4月9日、今シーズンの花粉の中間まとめと今後の飛散傾向を発表。今年の花粉はスピード飛散で、全国的に昨シーズンより約1週間早く終わる予想。関東は昨年より1か月弱も短い短期集中型となる。ヒノキ花粉がピークのため、4月中は対策が必要だ。

 同社は、今後も飛散が見込まれる花粉に対して十分な対策を取ってもらうため、平成27年2~3月における花粉飛散状況、今後の花粉飛散傾向を発表。現在の西~東日本では、スギ花粉のピークを過ぎ、ヒノキ花粉がピークとなった。北日本はスギ花粉がピークを迎えている。今後、一時的な寒さはあるものの、4月後半は平年より暖かい日が多くなる予想。これまでの暖かさが影響し、平年(2008年~2014年の平均)より、やや早くスギ・ヒノキ花粉のシーズンは終わる見込みだという。

 今年の花粉シーズン開始日をみると、関東は2月13日と昨シーズンの1月26日より2週間以上遅くなった。2月上旬の寒さの影響だが、2月下旬には季節外れに暖かい日もあり、西~東日本の広範囲で花粉シーズンが本格化。関東の本格シーズン開始日は2月19日から24日の間で、昨シーズンの3月4日よりも早く始まった。本格花粉シーズンの終了は、全国的に4月下旬の予想(北海道を除く)。北海道のシラカバ花粉は4月下旬から飛散開始、5月中旬にピークを迎え、6月上旬に本格シーズンが終了する見込み。

 これまでの飛散量を考慮して算出した最新のシーズン全体の花粉飛散量は、関東~東海を中心に昨シーズンの1.5~2.5倍多く、西日本などは昨シーズンよりも少ない予想となっている。都道府県別の昨シーズン比予想がもっとも多いのは栃木県(250%)、もっとも少ないのは佐賀県(20%)。特に、四国や九州の飛散量は、昨シーズンの4割程度と予想している。

 また、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」から送信された、2月1日から3月23日の花粉症の症状報告(非常にツライ、ツライ、ややツライ、大丈夫から選択)を分析。東北では昨シーズンより症状が重く、四国や九州では昨シーズンより症状が軽い傾向がみられた。都道府県別のツライと感じた人の割合では、昨シーズン19.3%だった宮城県が42.8%となり、昨シーズン52.1%だった熊本県が19.4%となった。昨シーズンより飛散量が多い関東や大阪府・兵庫県などでは、大きな増減はみられなかった。花粉が飛び始める2月前半までに対策した人の割合が多かったことが、理由に考えられるという。

 花粉の中間まとめや今後の飛散予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やWebサイト「ウェザーニュース」からも確認できる。

《黄金崎綾乃》

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