富山駅高架切替工事で一部運休…4月19日夜

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富山駅の在来線ホーム。4月20日からあいの風とやま鉄道線の上り線とJR高山本線が高架ホームに切り替わる。
富山駅の在来線ホーム。4月20日からあいの風とやま鉄道線の上り線とJR高山本線が高架ホームに切り替わる。 全 1 枚 拡大写真

富山駅付近の在来線高架切替工事が4月19日夜から20日未明にかけて行われる。これに伴い、あいの風とやま鉄道線とJR高山本線では、4月19日夜の普通列車が富山駅を中心とした一部の区間で運休する。

この工事は、富山県を事業主体として実施されている富山駅付近連続立体交差事業(連立事業)の一環。あいの風とやま鉄道線の約1.8kmとJR高山本線の約0.7km、富山地方鉄道(富山地鉄)本線の約1.0kmを高架線に切り替える。今回はあいの風とやま鉄道線の上り線と高山本線を高架線に切り替え、富山駅の在来線ホームも両線のみ高架ホームに切り替わる。

あいの風とやま鉄道線で一部区間が運休になる列車(運休区間)は、金沢22時02分発~富山22時56分着(小杉~富山)、富山23時30分発~泊0時16分着(富山~東富山)、金沢23時01分発~富山23時58分着(呉羽~富山)、富山22時36分発~金沢23時31分着(富山~呉羽)、富山23時05分発~高岡23時23分着(富山~呉羽)、泊22時43分発~金沢0時27分着(東富山~呉羽)の6本。いずれも運休区間でバスによる代行輸送が行われる。

金沢22時02分発の列車を利用して小杉駅で代行バスに乗り継いだ場合、富山23時30分発の泊行きに乗り換えることができないため、バスがそのまま泊方面に直通する。また、泊22時43分発の列車は、呉羽以西の運行時刻を呉羽0時03分~金沢0時54分着に変更して運行。代行バスは富山23時32分発~呉羽0時00分頃着と東富山23時23分発~富山23時45頃着~金沢2時30分頃着の2本を運行する。泊21時36分発の富山行きと富山22時25分発の糸魚川行きは全区間運行するが、時刻を数分程度変更する。

高山本線では、猪谷20時08分発~富山21時01分着、越中八尾21時20分発~富山21時43分着、猪谷22時10分発~富山23時01分着、富山20時47分発~越中八尾21時12分着、富山21時50分発~猪谷22時45分着の5本が、いずれも西富山~富山間で運休。同区間でバスによる代行輸送が行われる。富山23時23分発~猪谷0時41分着の列車も富山~西富山間のみ運休するが、代行バスは富山駅から猪谷駅まで運行し、西富山駅では列車に接続しない。

残るあいの風とやま鉄道線の下り線は2018年頃に高架化される見込み。これに伴い富山地鉄の路面電車(富山軌道線)と富山ライトレールの富山港線が高架下で接続し、直通運行が行われる予定だ。

《草町義和》

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