88%が貯蓄不足を懸念、53%が退職後の貯金をしなかったと後悔…HSBCマレーシア調査

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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HSBCマレーシアは、退職後のお金に関する調査結果を発表。マレーシアでは、退職者のうち53%が退職後の生活のために若年時に貯蓄をしなかったことを後悔していると回答した。4月12日付のニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スターが報じた。

調査は15カ国 1万6000人を対象に行われた。世界の平均は36%で、マレーシアの回答率は平均を大きく上回った。シンガポールにおける回答率は35%、インドネシアでは31%だった。

調査では、マレーシア人の88%が退職後に十分な貯蓄があるかどうか懸念していると回答、アジアで最も高い回答率となったこともわかった。

HSBCマレーシアのリム・エンセオン ジェネラル・マネジャーは、退職後のために30代以下は、月収の15-20%を貯蓄すべきとの見解を示した。

マレーシア経営者連盟(MEF)のシャムスディン・バルダン専務理事は、積立を行っている人の多くは、引き出しが可能となっているため、55歳時点で5万リンギほどしか蓄えられていないとの懸念を示した。

バルダン専務理事は、1カ月の生活には、一人当たり800リンギが必要であると予想されており、5万リンギほどの貯蓄では5年ほどで尽きてしまうと指摘した。

広瀬やよい

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