【トヨタ MIRAI 発表】不思議な座り心地、表皮一体発泡のシートを採用した理由

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トヨタの燃料電池車『MIRAI(ミライ)』のフロントシートには、表皮とクッション部分が一体に加工された「表皮一体発泡」が採用されている。座った瞬間は少々硬く感じるが、不思議と馴染んでくるこのシートの採用には、理由があった。

MIRAIのエネルギーを作り出す「燃料電池スタック」は、運転席と助手席の真下に配置されている。「座面が高ければ、その分人の座る位置も高くなり、ボディの全高にも影響が出る。そのためMIRAIシートでは、クッション部分を薄くすることで、座面を低くし、全高の増加を抑えている」と、製品企画本部の野正斉氏はいう。

さらに「薄くしすぎると乗り心地が悪くなる。そこで、表皮一体発泡工法を用いることにより、薄くてもクッション性を損なわないシートを作ることができた。くわえてロングドライブで疲れにくく、ホールド性も高くなっている」(野正氏)と表皮一体発泡を採用した理由を説明する。

ちなみにこのシートは、運転席、助手席ともにパワーシートとなっている。前後スライドをはじめリクライニング、シートの上下、座面前端の上下、ランバーサポートが無段階に調整でき、快適なポジションにセットすることが可能となっている。

《阿部哲也》

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