【全日本モトクロス 第2戦】「IA1」はカワサキの新井宏彰がダブルウィン!

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IA1クラスでパーフェクトウィンを果たした「K.R.T.(カワサキ・レーシング・チーム)」の新井宏彰。
IA1クラスでパーフェクトウィンを果たした「K.R.T.(カワサキ・レーシング・チーム)」の新井宏彰。 全 6 枚 拡大写真

「2015 MFJ 全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦 関東大会」の決勝が4月20日、埼玉県川越市のオフロードヴィレッジで行われた。

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心配された雨はほとんど降らず、コースはベストコンディション。曇り空のもと、9200人の観客を集めた。

17連100m長のロングフープスや「アルファードジャンプ」と名付けられた迫力満点のビッグジャンプなど、スーパークロス風のレイアウトを用いた難コースでのレースを制したのは、「IA1」では「K.R.T.(カワサキ・レーシング・チーム)」の新井宏彰。

ヒート1とヒート2、両レースともトップでチェッカーを受け、自身としては2009年の関東大会以来となるパーフェクトウィンを果たした。

第1戦九州大会「IA1」でダブルウィンを達成し、王座防衛に向けて好発進した絶対王者、成田亮(Team HRC)は、鎖骨のケガの影響からヒート1=7位、ヒート2=10位と振るわず。

ただし、レース後のコメントでは「落ち込んでいないと言えばウソになりますが、気持ちを前に向けていきたいと思います。今季は昨年までより1戦多いということもあり、チャンピオンシップに対しての焦りはありません」と、次戦以降に向け早くも切り替えているのは、さすがとしか言いようがない。

「IA2」は「Team HRC」の富田俊樹が、ヒート1=2位、ヒート2=1位で総合優勝。富田は2大会連続で、このクラスを制覇したものの、レース後には「ぶっちぎりの勝利ではないので、満足度は高くありません」と、まだまだ高みを目指す心意気。

Team HRC監督の芹沢直樹も、「走りとしては非常に高いレベルにあったと思います。次戦こそ、両ヒート制覇を狙います」と、自信をのぞかせた。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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