JR東日本と北越急行は5月17日、キハ110系改造車「おいこっと」とHK100形100番台「ゆめぞら」に乗車するツアーを実施する。
「おいこっと」はJR東日本が保有するキハ110系気動車の改造車。「古民家」をイメージした内装が特徴となっており、しなの鉄道北しなの線長野~豊野間とJR飯山線で運用されている。4月4日からは、「おいこっと」2両編成の臨時快速『おいこっと』が長野~十日町間で運行されている。
これに対し、「ゆめぞら」は北越急行が保有する電車。基本的な仕様はHK100形の0番台と同じだが、0番台が車体両端に運転台を設けているのに対し、100番台「ゆめぞら」は片方のみ運転台を設けており、2両編成での運用を前提にしている。トンネル内走行時には車内天井に星座などを映し出す映像装置を搭載。北越急行が運営するほくほく線はトンネルが多く車窓の景色が望めないことから、これを逆手に取ったプラネタリウム風のシアタートレインとして運行されている。
今回のツアーは、この特徴的な車両を持つJR東日本長野支社と北越急行のコラボレーション企画として組まれた。当日は長野~十日町間で「おいこっと」、十日町~六日町~まつだい~十日町間で「ゆめぞら」に乗車。途中、北越急行の六日町運輸指令区で車両洗浄体験や車庫体験が、工務区でモーターカー・アルミカートの体験乗車が行われる。
70人を募集し、旅行代金は長野駅発着で大人7900円・子供5700円。長野県内のびゅうプラザと主な駅で申込みを受け付けている。