英国の高級スポーツカー、アストンマーティンは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー15において、『DBXコンセプト』を中国初公開した。
DBXコンセプトは3月、ジュネーブモーターショー15でワールドプレミア。アストンマーティンが近い将来、高級GTカーセグメント参入の可能性を探る目的で開発。世界中のより多くの顧客に、アストンマーティンブランドをアピールするための1台が、DBXコンセプト。
アストンマーティンにとって、初のEVそして4WD車という点が特徴。EVパワートレインの詳細は公表されていないが、KERS(運動エネルギー回生システム)を採用し、燃費とパフォーマンスを両立させる。
2ドアクーペのボディは、フロントにアストンマーティンのアイデンティティのグリルを装着。緩やかな弧を描くルーフは、シルバーで縁取られた。ボディカラーは、ブラックパールクロミウム。4シーターの室内は、アストンマーティンらしいラグジュアリーさを表現。シートなどには、上質なヌバックレザーがあしらわれた。
上海モーターショーのプレスカンファレンスには、アストンマーティンチャイナのマイケル・ペン社長が登壇。「DBXコンセプトを中国初公開したのは、アストンマーティンにとって、中国市場の重要性が増していることを示す証」と語っている。