【上海モーターショー15】日産、若者向け ラニア で中国市場への本気度アピール

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日産のカルロース・ゴーン社長(上海モーターショー15)
日産のカルロース・ゴーン社長(上海モーターショー15) 全 14 枚 拡大写真

日産自動車は20日から始まった上海モーターショー15で、新型セダン『ラニア』を世界初披露した。

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今回発表されたラニアは、2013年と2014年にそれぞれ中国で発表された『フレンドミー コンセプト』と『ラニア コンセプト』をベースに作られたセダン。中国人のデザインによる、中国の20-30代の若者世代のためのモデルというのは日産として初めての試みだ。ラニアの投入で、中国での日産ブランドの強化と中国市場への本気度を示した。

ラニアのフォーカスポイントは「コネクティビティ(接続性)」。最新のテクノロジーを使い、いつでも友人たちとつながりを持つ若者たちに向けたこのモデルは、スマートフォン連携が可能なオーディオシステムと、7インチディスプレイ付きのインフォテインメントシステムが搭載される。今年の秋に中国国内で発売する。

日産はこの他に、『ムラーノ ハイブリッド』を世界初披露。中国内での環境対応車と、需要の増加するSUVのラインアップ強化を目的に発売される。同時にニスモを2車種、『GT-R ニスモ』と『370Z ニスモ』を発表。同日より受注を開始した。

プレスカンファレンスで登壇した日産のカルロス・ゴーン社長によると「中国は日産にとって、販売国というだけではなく、生産国としても大変重要な場所だ」と言う。「現在中国では、5つの生産拠点に約6万人の雇用を生み出している」と語り、日産の中国経済における存在感をアピールした。

《関 航介》

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