【ホンダジェット 日本初公開】ホンダエアクラフト藤野社長「最も進んだ小型ビジネスジェット」

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ホンダジェット ワールドツアー イン ジャパン 記者会見
ホンダジェット ワールドツアー イン ジャパン 記者会見 全 16 枚 拡大写真
ホンダは4月23日、アメリカで開発、製造した小型ジェット機「ホンダジェット」を日本で初披露した。同事業を手がけるホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「性能、燃費、快適性、品質の4つを同時に備えた世界で最も進んだ小型のビジネスジェット」と強調した。

ホンダジェットは世界13か国以上で予定しているデモンストレーション飛行の一環として今回、日本に初飛来した。披露会場となった羽田空港で会見した藤野社長は「主翼の上にエンジンをつけるという今までにない全く新しい配置構造としたことで、高速時の抵抗を大幅に削減。また胴体前のエンジン支持構造をすべて取り払うことで居住性と燃費、速度を同時に最大化するキーテクノロジーを独自に開発した」と説明。

これにより「同級のビジネスジェットと比較して圧倒的な速度性能となる420ノット(時速778km)を達成。また燃費は17%ものアドバンテージがある。さらに飛行高度は同級他機は4万1000フィートが最大だが、ホンダジェットは4万3000フィートまで上がることができる」という。

さらに「飛行機の安全性は年々認定のレギュレーションが厳しくなっている」とした上で、「最新の安全基準によって設計され、認定されているホンダジェットは、10年前あるいは20年前に認定された競合他機と比較して、非常に厳しい基準をパスしている。そういう面からもホンダジェットは新たに市場に入っていく上で非常に競争力、あるいはお客様からみた時の信頼性があると思っている」と重ねて強調した。

《小松哲也》

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