東芝、小型蓄電システムの架線レス走行試験を実施…鹿児島市電に搭載

鉄道 企業動向
東芝は鹿児島市交通局の協力により路面電車向け蓄電システムによる架線レス走行試験を実施した。写真は鹿児島市電の1000形。
東芝は鹿児島市交通局の協力により路面電車向け蓄電システムによる架線レス走行試験を実施した。写真は鹿児島市電の1000形。 全 1 枚 拡大写真

東芝は4月23日、同社の路面電車向け蓄電システムによる架線レス走行試験を、鹿児島市交通局の協力により実施したと発表した。

同社製のリチウムイオン二次電池「SCiB」を採用した蓄電システムを、鹿児島市電の1000形電車に搭載。架線からの電力供給を停止した上で鹿児島駅前停留場から郡元停留場までの区間を折り返し、約10km走行した。

東芝によると、架線から直接充電する場合は電圧が高いため、従来は大型の充電装置が必要で、設置スペースも多く取る必要があった。今回の走行試験で使用した蓄電システムは、照明などの電源用に変換する補助電源装置に充電器を接続。これにより充電器を小型化した。座席の下に搭載することもでき、既存の車両にも蓄電システムを搭載することが可能になったという。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  5. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る