ダイハツ、今期営業利益は10%減の1000億円を予想
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今期の国内軽自動車販売計画は、8%減の63万台としており、2ケタ減の業界の市場見込みよりは落ち込み幅を抑える構えだ。しかし、海外でも主力のインドネシアでの需要環境が好転せず、同国での販売は横ばい計画とした。
インドネシアでは通貨安も続く見込みで、為替全体では65億円の営業減益影響を想定した。純利益は12%減の600億円を予想している。都内で会見した三井正則社長は「国内、海外とも市場停滞などにより引続き環境が厳しい。抜本的な業務改革や新商品投入を進めるが、成果の刈り取りは16年度以降になる」と、語った。
15年3月期は、内外での販売減や車種構成の悪化などにより、営業利益は24.6%減の1106億円と大幅な減益となった。営業減益は09年3月期以来6期ぶり。
《池原照雄》