【NASCARスプリントカップ 第9戦】トヨタ、ケンゼスとボウヤーがトップ10フィニッシュ

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クリント・ボウヤー(トヨタ)
クリント・ボウヤー(トヨタ) 全 4 枚 拡大写真

4月26日、米国バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナルレースウェイでNASCARスプリントカップシリーズ第9戦「Toyota Owners 400」が開催された。

トヨタ カムリ勢は、デニー・ハムリンが最前列2番手、マット・ケンゼスが8番手、デイビッド・レーガンが10番手、ブレット・モフィットが14番手、クリント・ボウヤーが17番手、カール・エドワーズが18番手など。8台が決勝へと進んだ。

カリフォルニア州で今秋より販売が開始される市販燃料電池車「MIRAI」のペースカーに先導されフォーメーションラップが開始。13時18分、0.75マイルオーバルを400周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタートした。

序盤戦、2番手グリッドのハムリンはハンドリングに苦しみ9位に後退。ケンゼスと17番手からポジションを上げたボウヤーがトップ10圏内をキープ。50周目にコンペティション・コーションが出されると全車ピットへ。ケンゼスが6位、ボウヤー9位、ハムリンは10位とピット作業で4つポジションアップして再スタート。その後は長いグリーンフラッグランが続いた。ケンゼスは素晴らしい走りでじりじりと順位を上げ、103周目には3位に浮上。ボウヤーも6位へ。

128周目にクラッシュでこの日2度目のイエローコーション。それまで3位を走行していたケンゼスが、ピットでの右リアタイヤ交換で手間取りタイムロス。12位へと後退。トヨタ勢最上位はボウヤーの7位となった。しかし、再スタート後はボウヤーがハンドリング不調を訴え後退。ケンゼスは194周目にトップ10圏内へ復帰。再び、100周という長いグリーンランが続くこととなった。

255周目あたりからグリーンフラッグ・ストップが始まり、トヨタ勢も次々にピットへ。ピットを残していたのが残り2台というところで、周回遅れの25位走行中のモフィットがタイヤパンクに見舞われイエローコーション。ケンゼス、ボウヤーを含む大半の車両はグリーンピットで周回遅れとなっていたが、首位の車両がピットへ向かう間に周回を取り戻し、ケンゼス8位、ボウヤー16位、エドワーズは周回遅れ最上位の20位での再スタートとなった。

またも長いグリーンランとなり、残りが100周を切ると、各チーム、最後の給油のためのピットタイミングに悩むことに。しかし、残り50周でコーションが出され、全車ピットへ。このピットではケンゼスは7位をキープ、じりじりと順位を上げていたボウヤーは、好ピットでトップ10圏内に復帰した。

再スタート後は、すぐにクラッシュによるイエローコーションが続き、368周目の8度目のコーション時に、エドワーズがようやく2度目の「ラッキー・ドッグ」を獲得。19位で首位と同一周回に復帰。

残り26周で再スタートが切られると、8位につけていたケンゼスは7位争いを展開。残り12周でこれをかわし、7位に上がると、その順位でチェッカー。前戦ブリストルで今季初勝利を挙げたケンゼスが、今季5度目のトップ10フィニッシュを果たし、ドライバーズランキングでもひとつ順位を上げて7位となった。ボウヤーは9位でフィニッシュ。開幕戦デイトナに続く、今季2度目のトップ10フィニッシュとなった。

次戦第10戦は5月3日、アラバマ州タラデガのタラデガスーパースピードウェイで行われる。

■NASCARスプリントカップ 第9戦
1位:カート・ブッシュ(シボレー)
2位:ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)
3位:ジミー・ジョンソン(シボレー)
4位:ジミー・マクマレイ(シボレー)
5位:ジョーイ・ロガーノ(フォード)
6位:ケイシー・カーン(シボレー)

■ドライバーズポイント
1位:ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)357P
2位:ジョーイ・ロガーノ(フォード)324P
3位:マーティン・トゥルエックス Jr.(シボレー)315P
4位:ジミー・ジョンソン(シボレー)299P
5位:ブラッド・ケセロウスキー(フォード)283P
6位:ケイシー・カーン(シボレー)275P

《纐纈敏也@DAYS》

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