【上海モーターショー15】紅旗、大型高級SUV市場への参入を表明…LS5

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LS5
LS5 全 7 枚 拡大写真

「紅旗」(ホンチー)はかつて共産党幹部に与えられた車種の名で、現在は第一汽車の上級ラグジュアリーブランドとなっている。ここに大型SUVを追加する意思を表明するのが『LS5』だ。

紅旗の現行ラインナップはきわめてフォーマルなセダンの『L5』、『H7』という2車種で、LS5もまたフォーマルなたたずまいを見せる。

LS5は3列座席の7人乗り大型SUVで、全長5198×全幅2098×全高1890mmという堂々たるボディサイズを持つ。ホイールベースは3060mm。V8ツインターボエンジンは最大出力381HP、最大トルク530Nmで巨体を引っぱり、最高速度は220km/hに達するという。

ボディ造形はごくシンプルなものだが、各部に中国の古典文化から着想を得たというグラフィックが散りばめられている。いずれも殷や周といった時代の青銅器などに描かれていたものを思い起こさせるものだ。

垂直なグリルのバーやホイールのセンターキャップには「キ」と呼ばれた神獣を思わせる模様が描かれ、またアンダーグリルや前後ランプの幾何学パターンはまるで竊曲文(せっきょくもん)のようだ。

こうしたグラフィックス以外のスタイリングがあまりに簡素なため、てっきりこれはコンセプトカーであり、量産モデルは異なるデザインになるのだろうと思っていた。

しかし現地メディアでは「LS5は2016年前半に発売される」と報じているところもある。はたして紅旗が市販する大型SUVは、どのようなデザインとなるのだろうか。

《古庄 速人》

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