中国がレアアース、タングステンなどの輸出税を廃止…WTO勧告に従う

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ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている
ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている 全 1 枚 拡大写真

経済産業省は、中国がレアアース、タングステン、モリブデンの輸出税を廃止すると発表した。

中国は1999年以降、ハイブリッドカーのモーターなどに使用されるレアアース、タングステン、モリブデンの輸出数量制限を導入するとともに、2006年以降、輸出税を課すとともに、輸出割当数量を年々削減してきた。特に日中間の領土問題が改めて表面化した2010年下半期、輸出割当を大幅削減したのを機にレアアース価格が高騰、市場が混乱した。

中国によるレアアース、タングステン、モリブデンの輸出規制措置は、WTO紛争案件として日本が米国、EUとともに提訴していた。昨年8月にWTO上級委員会は、中国の輸出規制措置がWTO協定違反との報告書を公表、中国の輸出規制措置の違反が確定している。

中国はWTO勧告に沿って輸出数量制限は既に2015年1月1日で撤廃したが、輸出税もWTO勧告に沿って5月1日から撤廃した。

日本政府は今後も、輸出規制の運用の状況を注視し、必要に応じてWTO協定に整合的な運用を求めて働きかけを行っていくとしている。

一方、国内の自動車メーカーや部品メーカー、素材メーカーはこの間、中国以外からのレアアースの調達先を増やしたほか、レアアースの使用量の削減やレアアースを使用しないモーターなどの開発に注力してきた。レアアースの需要が減っており、中国政府は輸出税を撤廃したと見られている。

《レスポンス編集部》

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