南海電鉄、緑の旧塗装を特急サザンで復刻…6月13日から

鉄道 企業動向
旧塗装をまとった1992年頃の10000系(左上)と7000系(右上)。6月13日から旧塗装を復刻した10000系・7000系の計8両が特急サザンで運用される。創業130周年のヘッドマーク(下)も掲出する。
旧塗装をまとった1992年頃の10000系(左上)と7000系(右上)。6月13日から旧塗装を復刻した10000系・7000系の計8両が特急サザンで運用される。創業130周年のヘッドマーク(下)も掲出する。 全 3 枚 拡大写真

南海電気鉄道は5月11日、本線の難波~和歌山市・和歌山港間で「『懐かしの緑色』の特急サザン」を運行すると発表した。創業130周年と7000系電車の引退を記念するもの。緑を基調にした旧塗装のイメージで車体の外観デザインを変更し、6月13日から運行を開始する。

発表によると、「懐かしの緑色」になるのは10000系電車4両と、今秋引退する7000系電車の4両。10000系は黄緑地に緑のラインを入れたデザインでまとめ、7000系も緑2色でデザインする。このほか、創業130周年の記念ヘッドマークを取り付ける。

運行期間は6月13日から2016年3月までの予定。「懐かしの緑色」車8両を連結し、一部座席指定の特急サザンとして運用する。ただし、ヘッドマークの掲出は8月末に終了し、9月末には7000系の運行を終了する。

「『懐かしの緑色』の特急サザン」の運行記念グッズも、6月13日から発売される予定。Nゲージサイズのディスプレイモデル「鉄道コレクション」の7000系旧塗装車セットや、創業130周年記念のクリアファイルなどが難波駅サービスセンターなどで限定販売される。このほか、「懐かしの緑色」車を使用した特急サザンに乗車し、野上電気鉄道の廃線跡などを巡る130周年記念ツアーも6月13日に実施される予定だ。

《草町義和》

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