VW 、新開発のW12気筒エンジン発表…ツインターボで608ps

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フォルクスワーゲンの新開発W12気筒エンジン
フォルクスワーゲンの新開発W12気筒エンジン 全 4 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月7日、オーストリアで開幕した「ウィーン・エンジン・シンポジウム2015」において、新開発の6.0リットルW12気筒エンジンを発表した。

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フォルクスワーゲンは、2002年に発表した最上級サルーンの『フェートン』に、6.0リットルW12気筒エンジンを設定。このW12はその後、フォルクスワーゲングループのアウディやベントレーにも、拡大展開された。

今回、ウィーン・エンジン・シンポジウム2015で発表されたのは、新世代のW12気筒ガソリンエンジン「TSI」。排気量は従来と同じく、6.0リットル。この新開発エンジンを今後、フォルクスワーゲングループのプレミアムモデルに、広く搭載していく。

TSIの名前が冠された通り、直噴ターボ化されているのが特徴。しかも、2個のターボで過給され、最大出力608ps/6000rpm、最大トルク91.8kgm/1500-4500rpmを発生する。最大出力は、従来の450psから158psも強化。0-100km/h加速は4秒以下、最高速300km/hオーバーの性能を発揮する。

それでいて、気筒休止システムやアイドリングストップなどにより、CO2排出量250g/km以下を実現。フォルクスワーゲンは、「高級車セグメントにおいて、最も経済的な12気筒エンジン」と述べ、自信を示している。

《森脇稔》

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