65歳以上対象、実車によるバイク講習...グッドライダーミーティング鹿児島

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2014年5月に開催されたグッドライダーミーティング鹿児島の高齢者講習
2014年5月に開催されたグッドライダーミーティング鹿児島の高齢者講習 全 2 枚 拡大写真

高齢者を対象にした実車によるバイクの運転講習が24日、鹿児島県いちき串木野市の自動車教習場で開催される。

参加資格は、運転経験の浅い人、あまり運転に自信のない人、該当する免許を持っていると、よくあるバイク講習と変わらない。しかし、あえて「高齢者対象」だ。

行政でいう高齢者とは65歳以上のこと。このバイク講習では、厳密に年齢制限をしているわけではないが、やはり65歳以上のライダーを中心にした。

日本二輪車普及安全協会が全国各地で開催する「グッドライダーミーティング2015」の一会場として、その地方組織である「鹿児島二輪車普及安全協会」が「グッドライダーミーティング鹿児島」として主催する。

リターンライダーの増加にあわせて、ミドルエイジを対象とする講習は増えている。年間全国で100回以上開催されるグッドライダーミーティングでも、昨年は40代以上の参加者が65パーセントを占めた。それでもこのような高齢者講習はここだけだ。

参加者は車両持ち込みで、バイクを普段使いしている人たちだ。合間にお茶とお菓子をはさみながら、午前中の2時間で座学と実習を2つのグループに分けて行う。

「参加予定は16人。マンツーマンでインストラクターが付き添う。安全な止まり方、スラローム、駐車車両の安全な追い越し方などを教えます」と、日本二普協の塚野一良九州ブロック事務局長が話す。その内容は他の講習とほとんど変わらない。

高齢者が関わる交通事故は、バイク乗車中に限らず多い。この高齢者講習はそうした事故を減らすためでもある。地元の鹿児島県警のいちき串木野署も後援し、この動きを歓迎している。

「原付バイクを利用する人は、今も多い。技量を磨くというより、自分の運転状態を認識してもらういい機会になる。こうした関係団体の取り組みが大きな効果を生む」(同警察署)

《中島みなみ》

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