ボーイングは、ボーイング融資・投資会議を東京で開催し、民間航空機ファイナンス分野の市場予測として今後20年間で3万6770機の民間機が世界で製造される見込みを発表した。
また、2015年末の民間航空機融資の資金需要は1240億ドル以上、前年比8%増を予想する。
日本からの民間航空機向け融資は、ここ数年で大幅に増加し、規模は世界の民間航空機デリバリーに対する融資の中でもトップレベルにある。同社では、民間航空機市場の成長には、日本からのファイナンスが不可欠としている。
ボーイング・キャピタル・コーポレーションのジョーダン・ウェルトマンカスタマー・ファイナンス担当バイス・プレジデント兼グローバル・チーフは「航空機ファイナンスの資金供給が引き続き堅調に推移すると見ており、これを牽引しているのは、新たな航空機への健全で、均衡のとれた世界的需要、ここ数年の航空機ファイナンスと、航空機投資の安定性が挙げられる」としている。
ボーイングでは、最新の市場動向に関する情報を提供し、航空機ファイナンスに関する投資家から質問に答えるため、毎年5回、世界の主要都市でボーイング融資・投資会議を開催している。東京で開催された会議は、そのうちの一つで、今年は日本の民間金融機関、投資会社、航空機リース会社、輸出信用機関、法律事務所から150人以上が参加した。